月刊「中国」の資料提供による中国特集第一弾!
神話の故郷、島根県松江に行って松江の名産「松江しぼり大根」を買って原産国を見ると中国、京都は西陣和装の店で着物を買ってみるとこれも又中国製。日本中に溢れる中国製品だがその製造実態は日本ではあまり知られていない。
中国偽薬事情
普通は病気を治したり健康の為にと飲むのが“薬”であるが、中国では病気を悪化させ健康を損なうのが“薬”である。
2003年1月1日の中央社台北と大紀元によると、湖南省で大規模な偽薬製造工場が12ヶ所、販売店が10ヶ所あった。偽薬を貯蔵する倉庫は9ヶ所あり、これらの事実を湖南省薬品整治事務所が発表した。押収した偽薬品は「人血白蛋白」「感康」など161種類1千万元に及んだ。また、製造者ら31人も現行犯逮捕された。
三湘都市報によると、2002年1月、双峰県薬監分局が蛇形山鎮供鎖社大薬房の「金婦康」など四種類の偽薬を発見した。4月18日には省市の公安警察と薬の監視部門が合同で発送元の邵廉橋偽薬センターに行き、百種類を超える偽薬を押収した。20万元相当であった。
最近になって中国政府は偽薬を取り締まる法律を公布したが、それでも偽薬事件は後を絶たない。最近の偽薬は高度な技術で製造され、真偽を見分けられない。国民は「母親の愛情だけが本物です」と言う。
中国は現在、世界最大の偽薬製造元である。会社や個人がどんどん新種の偽薬を発明している。ほとんどの偽薬は病気に効果のある成分が入っておらず10%以上の偽薬から汚染物質が検出されたとの報道もある。
2001年に発表された統計によれば、偽薬の服用が原因で19万2千人が死亡している。これらの偽薬は海外へも輸出されている。
カンボジア、ミャンマー、タイ、ベトナムなどが主な輸出先である。ニューヨークでは数年前にインターネットで偽薬を販売していた犯人が検挙されている。この時の偽薬は中国産の強壮剤「威爾剛」で、アメリカの消費者団体に売っていた。
2003年1月3,4日の中央社台北と大紀元によれば、中国の偽薬は以前として増加しており、統計によれば1997年1月から2001年12月までの期間に偽薬の中毒報告は301例あり、その偽薬は87種類であった。
中医研究院主席研究員の李連達は漢方薬の安全管理、検査などの基準を作ろうと提案した。また漢方薬の残留農薬・残留重金属・毒素・防腐剤など各種の有害物質を研究し、国際的にも影響の大きい中毒問題を研究しようと呼びかけた。
2004年8月21日の中央社台北は、江西省の食品薬品監督管理局が1月から8月までの間に薬品の抜き取り検査をした報告書の中に、全ての漢方薬材料がカビが生えていたり虫に食われたりして変質していたとある。農村地区の薬品品質は危険な状況にあり、劣悪品が衛生病院で流行する現象も心配だとしている。
新華網インターネットには、薬品監視部門の抜き取り検査によって38種類の薬品の合格率は63.1%だったとある。原因は原料の悪化、細菌、虫食い、油が出る、不純物混入としている。
2003年9月20日の大紀元によると、香港衛生当局の警告で中国産の「伊美黛排毒消脂素」」は激しい副作用の危険性があるので服用禁止になった。香港衛生当局の話では、これらの減肥薬は食欲抑制剤を含有しており、診断後でなければ処方してはならない精神科が使用する薬であるという。一般の人がこの薬を服用すれば緊張、疲れ、幻覚、動悸、目眩、頭痛、胃痛などの副作用に襲われる。特に、糖尿病患者がこの薬を服用すれば生命の危険ががある。この薬は中国の公司が作ったもので、香港では一箱400ドルで売られていた。7月から1,000箱を輸入し20軒の美容サロンに売ったというが、香港当局は回収を命じた。
2004年7月25日の大紀元によると河南省で作られた偽喘息薬によって死亡者が出たという。中国国家食品監督管理局が一般からの通報で内蒙古、河南、山東などを調査して発見した。患者がこれを半年〜一年ほど服用すると体に異常が現れる。手足の筋が痙攣する、全身が浮腫むなどの症状が出る。湖南省株洲では、骨に異常が現れて20人余りが死亡した。この薬は河南省台前県で作られており、申し込めば宅配便で発送する。非合法薬であり、成分証明もなく認可もない。この薬には4種類の漢方薬と14種類の新薬が混ぜられ、睡眠薬、鎮痛剤さらには大麻も入れられていた。金儲けの為なら手段を選ばないのである。
2004年12月26日(毛沢東の誕生日)の台湾高雄の報道によれば、海巡署第5海巡隊が発見・押収した47箱の中国製偽強壮剤は末端価格で1,000万元との事。台北市の衛生当局が検査したところ「威爾剛」と「三体牛鞭勃動力」の成分が含まれていた。高雄市の衛生局によれば、台湾の強壮剤市場は、合法的に輸入したものは高くて一箱400〜500元、バラ売りでも一粒数十元だという。一般人が薬の成分について何も知らずに服用すれば健康に対する大きな脅威となるのみならず、生命の危険にさらされる事もある。これら中国の強壮剤「三体牛鞭勃動力」「威哥王」「硬三夫」「極品狼一号」「日本猛男神油」「インド神油」「久戦超人」などの怪しいネーミングに調査官からも笑い声が出たという。衛生局職員によれば、今回押収された偽薬のうち「東方威爾剛」は以前に台北市衛生局の検査で偽薬として禁止処分になっていたものである。
密輸でで最も多いのは「三体牛鞭勃動力」であり、合計3,000本が摘発されている。江蘇省中医性学研究所監製と書かれており、沿海地域の多くの台湾商人が扱っているが現在では偽物が急増している。
WHOが発表したところでは全世界の偽薬は全体の8%であり、年間総額は320億ドルに達するという。偽薬製造国では発見が難しいようだが、それらの国では25%が偽薬であり、中国に至っては40%以上が偽薬である。
2004年8月12日の大紀元によれば、米国務省のウイリアム・ラッシュは「中国の薬は50%が偽物」と断定したという。中国の偽薬製造によって世界中のメーカーが損害を受けており、それ以上に人命に対する損害が大きいとラッシュは米国のデーターを示しながら発表した。
すでに中国の偽薬は経済問題でなく人命の問題となっている。経済問題だけに限定しても、中国の偽薬が世界中のメーカーに与えた損害は500億ドル以上であり、米国のメーカーだけでも240億ドルに上っている。
中国では化粧品の3分1が検査に不合格であると2004年の中央社台北は報じているが、中国国内で最も人気が高いのは日本製であり「40年間中国産の化粧品は買った事もない」と月刊中国の鳴霞女史も証言している。
あなたはこの割り箸で食事をしているのです
中国から輸入された割り箸を神戸港に引き取りに行ったトラックの運転手さんの話「あの仕事をして以来自分の箸を持ち歩くようになった。 アハハ」。
中国からの衣料品の輸入実態を肌身で知っている輸入現場の人達が中国製の衣料品を極力買わないのは知っていたが割り箸まで避ける人がいたのには正直驚いた。日本人の食生活に欠かす事の出来ない割り箸であるが、この割り箸が衛生上非常に危険である事を知る人は少ない。
中国人は日本人は自分の国の森林を伐採せずに中国から割り箸を輸入する、この悪い日本鬼子を殺せとインターネットに毎日のように書き込んでいる。だが製造実態を知れば怒るのは中国人より我々日本人の方である筈なのだが・・・・・
2004年2月25日の大紀元では中国の割り箸は不衛生であると報じた。5月11日に再び報じられた時には、中国のほとんどのホテルや飲食店では不衛生な割り箸を使っていると指摘している。5月1日に行った調査で、割り箸の衛生面は信用できないという結果になったという。浙江省衛生監督署管理部長の話では、中国政府は割り箸の衛生検査基準を定めたことがなく衛生許可証の番号もない。割り箸の番号は、作った工場が勝手につけている。使い捨てのものは全て番号がない。という事実を証言した。
これら衛生検査をしていない中国産の割り箸がここ十数年、日本、韓国、台湾、アメリカ、ヨーロッパに輸出されている。中でも、日本は最大の輸入国であり、農林水産省の統計によると2003年度の日本の割り箸消費量は約257億組、一人平均二百組を使っている。その内の90%が中国からの輸入品である。
割り箸は儲かるということで、中国の刑務所では割り箸作りを始め、外国資本まで導入し、割り箸作りをしている。
「法輪功迫害調査の国際訴追委員会」が調査して発見したが、2001年に雲南省徳宏州刑務所が外資を入れて、刑務所内に割り箸加工工場を作った。これを2004年初に報道した。これによって国際世論が怒り、それを受けて中国食品土畜進口商会割り箸分会が衛生管理基準を作った。割り箸の衛生基準も検査基準も、この時点までなかったのである。
割り箸は硫黄で燻蒸し、工業用タルカムパウダーで光沢を出す。洗浄も消毒もない。
北京労教局刑務所では、毎日朝6時から夜9時まで、懲役として囚人に作業させ、手の爪が割れて血が出てもやらせる。刑務所としては、とても儲かるのである。
一箱の割り箸を作ると6元儲かる。囚人が一人一日3箱の割り箸を作る。160人余りの囚人が刑務所のために、毎日2千〜3千元の金を儲けているのである。
割り箸を作っているのは不衛生な部屋で、床に割り箸を積み上げ消毒もしない。囚人の中には多くの肝炎、皮膚病、性病、感染症の患者がいるという。しかも長期間、囚人たちは風呂に入れてもらえない。そのため体中シラミだらけで、たまに2つある水道から出る水で数分間だけ体を洗える。衛生面の問題から2002年夏、この刑務所には流行性肝炎が爆発的に広がった。刑務所内で法輪功メンバーたちは朝6時から深夜12時まで割り箸の包装件業をさせられ、毎日7千5百〜1万本を包む。できなければ殴られ、眠らせてもらえない。
大連の刑務所も同じように割り箸を作ったり、刺繍・編み物を作ったり、プラスチック製飾り花を作ったりしている。貴州省蘭州大砂坪の刑務所では、外資系企業の仕事でカボチャやヒマワリの種を剥いている。毎日朝から晩まで、歯でくわえて種の皮を剥く。多くの囚人が、指の爪や歯が抜けている。
割り箸は刑務所以外でも、多くの企業が作っている。浙江省臨安市板橋郷は竹の古里と呼ばれ、30軒以上の割り箸製造企業がある。人民日報の報道によれば、ここでは竹の割り箸を硫黄で燻蒸し、鼻を刺す刺激臭がするが真っ白な割り箸ができあがる。
その割り箸を消毒せず、ビニール袋に入れ、「高温消毒」「自動包装」「清潔衛生」「高級竹箸」などの文字を印刷する。全国の多くのレストランやホテルで使われ、外国にも多く輸出される。
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