「月刊中国」の資料提供による、健康被害に遭わない為の中国特集 16 今回の中国産冷凍餃子中毒事件は起こるべくして起きた事件であり、死亡者が出なかった事はせめてもの幸いである。妙な言い方にはなるが即効的に症状が出たのも幸いだったかも知れない。今回の餃子で中毒症状が出た人はおそらく今後中国産である事が分かる食品は口にしないであろう。むしろ、自覚が出来る中毒症状が無いまま少しづつ体が蝕まれていく方が怖いのかもしれない。 そもそも全ての輸入食品に対して一切の有害物質を検査する事は不可能である。例えば輸入された食品に青酸カリが混入されていたとしよう。しかし、抜取り検査で当該物品が検査対象となっても検査項目には青酸カリなど無い。検査項目にない物質は混入されていても検出されない。するとこの青酸カリ入りの食品は堂々と国内市場に出回るのである。これは全くの架空の例え話ではない。さすがに青酸カリではないがこのような話を筆者は華僑系輸入業者から直接聞いた事もある。 確かに危険度筆頭は中国産であるが、その他の輸入食品とて完全に安全かと言えば答えはNOである。例えば蒸し暑い船倉に二十日間も放り込んで輸入されている小麦粉にカビすら生えていないのはなぜでしょう? 勿論、危険だからといって現状の日本で食品の輸入を完全に止める事は出来ない。かと言って自給率を上げ完全自給体制をとる事は占領憲法下の相続法では不可能である。占領憲法の目標とするところに日本農業の壊滅がある。これにいち早く熊本の農民有志が気づき100人以上の原告団を結成し帝國憲法復元の為の裁判を起こそうとしたものの裁判所にその権限はなく門前払いとなった事もある。GHQは農地解放の美名の下に農地の細分化を行い、この後の細分化を憲法によって継続させているのである。食料は最高の戦略物資なのだ。 食の安全を守る為には完全自給体制をとり日本の農業を守る事は絶対要件である。その為にもこれ以上占領憲法を継続させてはならない。 我々日本国民は自らの健康を蝕む原因が占領憲法にある事をよく自覚すべきであろう。 ◆親の教え 20年前まで私は中国にいたが、母からいつも「不潔だからお金に触るな」と言われていた。会社の会計の人は両手が皮膚病になりやすいとのことだった。だから、私は今でもそうだが買い物に行く習慣がない。 2003年10月7日の大紀元によると、香港城市大学の研究室が世界の通貨の細菌量を検査したところ、人民元と香港ドルが最も細菌が多く韓国ウォンが最も少なかったと発表した。中国・香港・インドネシア・パキスタン・カンボジア・フィリピン・北朝鮮の紙幣を比較したところ、細菌量は人民元が17万8千個、香港ドルが16万個であった。 香港ドルは中央銀行から出たばかりの時は細菌は1万個以下である。北朝鮮ウォンは国民の手に触れないので細菌はゼロだと笑える話もあわせて発表された。 2004年8月26日の中央社台北によれば、中国国家工商行政管理総局の発表として、上半期の無許可営業食品店66,500軒を摘発、偽物工場と直営店5,581軒閉鎖。偽食品による中毒事件38,356件。偽物販売総額2億5千7百万言。公安局による逮捕150件となっている。 北京だけの食中毒事件を2003年8月11日に大紀元と中央社台北が報じたが、北京衛生局が発表しただけでも続けて32回の食中毒事件が起こり、693人が中毒になったという。北京娯楽信報は、32回の食中毒原因の殆どは汚染食品にあり、北京という事もあって患者はすぐに病院で治療を受ける事が出来たため死亡者は出ていないと報じた。北京衛生局が公表した食中毒発生レストラン名は、北京雲蒙帰谷飯店・北京庄奇食品有限公司・中集建設集団有限公司・金融中心専案部食堂・清華大学資ジン技術研究院工地長城民泰食堂・内蒙古小肥羊連鎖有限公司北京房山分店・北京碧水物業管理有限責任公司・北京化工大学(北区)学生食堂・双益?(うかんむりに兵)館レストラン・京州飯店・北京育新苑 (うかんむりに兵)館・北京京電招待所などである。 私は中国にいる時、祖父母からいつも「外で食事をしてはいけない」と言われていた。おやつも手作り食品だった。だが当時は、今のように偽物食品も有毒食品も殆どなかった。 私の母は生野菜は危ないからと食べさせてくれなかったが、同級生の家に行くと生野菜を食べているのが不思議だった。だから今でも、私は生野菜も刺身も食べない。肉饅や餃子も中国にいる時から手作りばかり食べていた。スーパーで買った物はなく、他にもラーメンや蒸しパンまで手作りだった。私が教えている近畿福祉大学の女子学生たちにも、夏休みに手作り餃子や肉饅を家庭で作れるように指導している。将来、母親の愛情あふれる手作り食品を家族に食べさせてあげられるように女学生たちには育って欲しいと願っている。 中国では13億人の中で7億人以上がどこででも痰を吐く悪い習慣を持つと言われている。インターネット報道で瀋陽の大型スーパー食品工場での写真が掲載されていたが、なんと餃子の具を作る作業員が痰を吐いているのだ。この従業員が感染症に罹っていたら客に確実に感染するだろう。 北京だけでも男女を問わず半数以上の人が道に痰を吐く。道は人の吐いた痰だらけとなり、冬には凍って子供や老人が転倒する事故も起こっている。社会道徳や公共心のない中国で、果たして2008年にオリンピックが開催出来るだろうか。調査によれば、北京市民の半数以上が街頭で痰を吐き、これを悪い習慣だと自覚している人は3分の1しかいない事が判明している。中国人が日本・アメリカ・カナダなどの法治国家へ逃げ出したくなる気持ちもわかる。日本・アメリカ・カナダから中国へ逃げて行く人はいるだろうか?聞いた事がない。これからは、大日本が中国人を指導してやらねばならないと思っている。どうか中国人の良き指導者になって頂きたい。 2004年7月5日の中国観察によると、中国青年報が5月23日〜6月20日に実施した調査で食品の安全問題について国民が関心を持っているのは@国の衛生基準に達していないものA偽物のマークを貼ったものB期限切れのものC食品の色や包装D残留農薬、などに半数以上が高い関心があるという。製造年月日や品質保持期限などの問題が食品安全の基本として、それら責任は政府が持つべきだと90%以上の人が答えている。 2004年6月5日の漢城の報道では、中国が韓国に輸出した冷凍黄魚5,427sが韓国の検査で魚の腹に金属のネジ針が入っていた事が判明したという。33箱の45匹から60本のネジ針が発見され、韓国は中国からの黄魚の輸入を停止した。 大紀元の報道では、、韓国の水産部が検査した中で中国産が953t、台湾産が96t不合格だったという。不合格品の69%が中国産であり、それらは全部返品あるいは処分された。輸入水産物の劣悪品が増加しており、韓国では厳しい抜取り検査をしている。 ◆塩水で作る狂犬病ワクチン 昨年あるテレビ番組で中国医薬食品検査局の張暁軍は「安心して食べられるものは何か、それを知るのは難しい。私も一般人と同様に、食品の安全性について懸念している」と語った。 AP通信が2004年6月に伝えた所では、中国で経済が最も発展している上海で、染料を使ったインチキ豆腐、実際にはただの塩水の狂犬病ワクチン、有毒な工業用アルコールで作られた偽造ウイスキーなどが見つかった。有名な偽物はDVDやブランド物であるが、危険なものは人を死に至らしめるインチキ食品やインチキ医薬品であると指摘している。 12人の赤ちゃんが死んだインチキ粉ミルクの成分は砂糖と澱粉であり、栄養成分と呼べるものは何も入っていなかった。温家宝首相は全国調査を命じ、137人が逮捕された。その中には政府職員2人も含まれていた。各種ブランド名で売られたインチキ粉ミルクは10万袋が押収されたが、依然として多くの場所で売られている。そのラベルには「検査免除品」などと書かれており、「品質保証」とも書かれている。 報道によれば最近、上海の多くのスーパーでは漬物が次々と棚から回収されているという。それらの漬物は、工業用食塩に漬け込んだものであり、原料の野菜からもDDTに類する殺虫剤が検出されている。 広州では先月、少なくとも11人がインチキ酒の中毒で死んだが、その酒の成分は有毒な工業用アルコールだった。当局によれば、すでに6人を逮捕し17人の行方を追っているという。 6月の上海日報には、食物の安全性を信じている人は45%しかいないという調査結結果が出ている。これは最近、7つの都市で行った調査で、2.415人から回答が寄せられたものだという。 中央テレビ局の番組では、医薬検査員が取次販売業者と結託して、塩水で作った狂犬病ワクチンを地方都市の診療所に販売していたというニュースを流した。 上海青年日報では、上海のメーカーが石膏・染料・澱粉を混ぜて作った豆腐を、台所の生ゴミや豚の腸を絞った油で揚げて売っていた。そのメーカーは毎年、警察に9千2百元を支払って見逃してもらっていたという。 政府も重い腰を上げ、職務怠慢な役人を処罰したり検査態勢を強化したりしているが、庶民は期待も信用もしていない。 ◆他人は死んでもかまわない社会教育 ワールドカップサッカーの時に、中国は国家国民を挙げて「小日本鬼を潰せ」と叫んで暴れ回ったことは記憶に新しい。 新浪綱の調査によれば、中国の高校以上の教育を受けた青年へのアンケートで、彼らの中で日本に来た者も日本を良く知る者もいないのに「日本人の女性・子供・捕虜を抹殺することに賛成か」との問いに82.6%の若者が賛成したのである。これが共産中国の50年間の教育の成果である。 福岡県で一家4人を殺害した中国人留学生は死刑となったが、彼らの基本的価値観は「お金だけ」である。道徳心など存在しない。お金のためなら、他人は死んでもかまわないのである。これが中国の現状である。孔子や孟子を生み出した道徳中国も、2千年たてば不道徳国家の代表である。 2004年12月、湖南省の街角に一人の女の赤ちゃんが捨てられていた。大勢の通行人は、赤ちゃんを見るだけで素通りする。3時間後に誰かが警察に電話して、やっと赤ちゃんは命が助かった。この事件がアメリカやヨーロッパで写真入りで報道され、そのニュースを見た人々は言葉が出なかった。 |