月刊中国の資料提供による、健康被害に遭わない為の中国特集 5

 アサヒビール・住友化学・伊藤忠商事が山東省で農業経営を共同で行うとの発表を聞いて唖然とした人も多かったに違いない。中国の土壌・大気・水・人心同様、日本の大企業のモラルも徹底的に汚染されているのかと疑いたくなる発表である。
 中国の都市部向けとはなっているが、いずれ日本に出荷する事になるであろう。日本向けの水産加工食品を契約違反の放射線殺菌していた事はすでに知れ渡っており、中国産の食品が危険な事は誰しもが知る事実である。にも関わらず中国で農業経営とは・・・・。まして日本で生まれ育てた農業技術を平然と中国に持っていくとは言語道断の話である。多くの企業が技術を持って行ったが為にどのような事になったか知らぬ訳ではなかろうに。中国人には契約など何の意味も無い、特許など知的所有権などはあって無いが如し。
 日本の軍需産業技術を高給優遇につられて中国に持って行き日本のリスクを高めても平然としている大馬鹿者の軍需産業OB、東シナ海の盗掘ガス田で使われるパイプを輸出したり、国内産業を空洞化させたり、自国民の健康を害してまで自社のみの利益追求に狂奔する企業。
潰れろ≠ネどと呪いの言葉を吐きながら飲む今夜からの麦酒はアサヒ以外。


◆中身の貝は去年の売れ残り、足で混ぜる「月餅」
 2004826日の大紀元によれば、安徽省合肥市衛生監督署が調べたところ、月餅の中身の貝は去年の売れ残りを再利用していたことが判明したという。この古い月餅の中身の貝を再利用するセンターからは2万sもの中身の貝が押収された。
 中新綱インターネット報道は826日、合肥市張注路209号の生産センターを発見し、そこが不潔不衛生でハエやネズミやホコリが一杯でクモの巣も張っていたと報じた。
 その現場には、大量の冬瓜とその皮があったが、ここには加工する場所もない。その上に60袋もの果物ジャムも発見された。ここの工場で作っている月餅の具とは不似合い過ぎる。また多くのバケツに入れられた中身の貝は、20027月前後に生産されたもので、20038月生産の中身の貝も箱の中にあったが、それもホコリだらけであったため検査官はすぐに操業停止を命じた。市場に売られている中身の貝も回収命令が出された。
 
 中国大陸では毎年815日(旧暦)に「豊収節」が行われており、この日に月餅を食べる風習がある。
 
 2004921日の大紀元によれば、この月餅作りに忙しい季節、市場では色んな月餅があり、最近では高価な月餅もお目見えした。庶民はこの月餅を食べたいと思う。しかし河南省崇県関鎮の月餅の中身を作る工場は衛生状態が極めて悪く、露天作業の労働者たちは裸足で中身の貝をかきまぜているという。
 洛陽日報の二人の記者が、ここにある洛陽市雪海冷凍食品有限公司へ中身の貝を買うために行った。作業場は露天で、食品材料は地面にそのまま置かれハエが飛び交い悪臭が漂っている。こんな汚い所で食品を加工しているとは日本人には想像もできないだろう。中国人はあまり風呂に入らないし、九億の農民は近くに風呂もない。そんな所で汚れた足で食品を混ぜているが、もし水虫などの病気があればどうなるのだろう。さて運悪くこの二人の記者は見つかった。申という社長が大声で、「こいつらはマスコミだ、殴り殺せ」と叫んだ。記者は目茶苦茶に殴られ、カメラも取り上げられて地面に叩きつけられた。現場に倒れ込んだ所に、警察がやってきた。

 月餅を作る業者の中には非合法のものも多い。2004914日の大紀元には、山東省に「トイレ月餅」と呼ばれているものがあると報じられている。これによると一人の青島のアルバイト調理師が食品衛生に関係する役所に密かに通報してきた。
 無許可営業の工場で劣悪な品質の月餅を作っている所の社長が、この調理師を使われていないトイレを職場にこして、消費期限が過ぎてカビだらけの月餅を毎日千sも炊き直して加工させていたという。この「トイレ月餅」は高級ホテルや富裕層の人々に消費されているという。
 食品衛生関係の役人が張り込みをして、やっと「トイレ月餅」の工場を発見した。予想通り糞尿水が垂れ流しになっている場所で、労働者たちは長靴をはいて作業していた。大量に回収されたカビだらけの月餅はハエの飛び回る中でバケツに入れられた腐って悪臭を放つ卵、変質した油、工業用着色剤、人工甘味料などの原料とともに木製の台の上に置かれていた。

 2004924日の中央社台北は中国各地は衛生環境が悪く、月餅の品質も悪い。カビ、虫が入っているなど普通である。北京の有名な月餅店でも同じようなものであると報じている。

 北京娯楽信報によると、ある経営者が言うには一昨日わざわざ大手スーパーへ行き、有名な月餅「正明」を買ったが、消費期限が930日だから20箱を送った。翌日その内の13箱はカビが生えていた。怒ってスーパーに行くと、謝罪する気がまるでなく、最後に金を返しただけだったという。

 中国の食品衛生に関する問題は毎日のように発生する。世界23の国と機関は中国の月餅を輸入禁止にしている。2004924日の中央社台北によれば、中国の月餅を輸入禁止にしているのはインド、インドネシア、ドイツ、デンマーク、フランス、ブラジル、カタール、ハンガリー、スペイン、ベルギー、ロシア、コンゴ、サウジアラビア、ウルグアイ、チェコ、フィリピン、エストニア、シンガポール、スイス、ミャンマー、メキシコ、韓国、台湾であるが、他の図も法律上の要求をしていると報じている。


◆豚の餌で作る「北京黒豆豆腐」
 20041230日の中央社台北によると、北京質量監督局が最近、違法業者が豚の餌を混ぜた黒豆豆腐を作っていたとして押収したという。
 香港太陽報にも、北京質量監督局が市場の非発酵性豆製品の抜き取り検査をしたところ、50%が不合格、中には多くの豚の餌で作った黒豆豆腐が発見されたと報道されている。広東省の抜き取り検査でも、広州や仏山の白酒は合格率が37%しかなかった。

 2003226日の人民綱インターネットや31日の大紀元によると、防疫担当役人が一軒の秘密豆腐工場に調査に入ったことが報じられた。
 この秘密工場はひどい臭気で、おからと生ゴミが一緒に置かれている。自家製の土鍋の中は豆乳を作る途中で、多くのガーゼが台の上に置いてある。湯葉の上にも埃が積もり、トイレの隅にはバケツに入った大豆があった。豆腐干し(生乾きの豆腐を千切りにしたもの)も濁った水に漬けられ、室内には濃密な酸性の臭いが漂っていた。
 豆腐店の地面はでこぼこで汚水が溜まり、そこに出来上がりの豆腐が置いてある。1ヶ月前まで使用していたトイレは、男性用が大豆製品を製造する場所で女性用トイレが原料の大豆を置く場所になっている。この豆腐店の社長も従業員も湖南省の人でトイレで製造をはじめて45日になるという。出来た豆腐は近くの高校に配達したという。この「トイレ豆腐店」には17袋の黄色大豆が置いてあった。袋は165sあり、袋の上部には「飼料」と印刷されており、中の大豆は黒く変色しカビも生えていた。
 このような大豆を食べれば食中毒を起こすなど健康に深刻な影響が出る。
 この「トイレ豆腐店」は防疫担当役人によって営業停止となつた。


◆「発酵豆腐」の作られる場所
 中国には豆製品が多くあり豆腐を発酵させて塩漬けしたものを「臭豆腐」と呼び、日本の納豆のような臭いがする。これは中国の一般的な食べ物である。2003929日の台湾新聞と大紀元が報道によると、桃園県府の衛生、環境、工務などの連合調査委員会は葬儀場と墓地とゴミ捨て場に隣接する一軒の臭豆腐工場を発見した。このこの無許可工場は地下水を利用して臭豆腐を製造していた。この工場は罰金刑を命ぜられ違法建物は撤去された。