「月刊中国」の資料提供による、健康被害に遭わない為の中国特集 9

 
農業関係者の間で不安が出ていたポジティブリストは日本国内では何とかいい方向で運用され、大きな混乱もなく定着し始めた。国民の健康を守るという点では、ポジティブリストの導入は必要であるが農業関係者にとっては賛否両論に分かれていた。しかし、日本の農業は見事に対応しつつある。では、中国はどうか?見事なくらい対応できずに輸出が減った\(^o^)/、予想以上の出来であるが加工食品については未だに危険水準のままである。
 中国の未熟な農業技術と知識、自分がよければそれでよいという中国人気質、自分自身の改革をせず人の非難でその場を逃れようとする根性、そしてこれらの要因による十八番デッチ上げ≠ノよる反日行動。ワンパターンである。しかも安倍首相歓迎としながらの反日行動。笑顔で握手しながらもう一方の手で銃を突きつけるこのやり方もワンパターン、進歩という事を知らないようだ。


◆胎盤餃子も胎盤宴会もあるよ
 中国では南方から北方まで「胎盤宴会」が大繁盛である。
2004年11月の大紀元の報道では、ハルビンのレストランで胎盤宴会をやっているという。新晩報の記者が事情通に頼んでハルピン商崗区のレストランに連れて行ってもらった所、店の経営者は「お客さん、食べる前に胎盤が本物だという証明に病院の診断書を見せてあげる」と言ったが、とても信じられなかったという。
 この店の胎盤料理は2種類あり、大胆な客には胎盤を煮て出すと客は胎盤の肉を食べてスープを飲む。男は元気になり、女はきれいになるという。気の弱い客には胎盤を餃子のミンチに練り込んで胎盤餃子を作る。
 この記者が胎盤を売る病院に連絡を入れたが、とりあえず予約しないとダメだと言われ、記者は胎盤を買う予約をした。引き取りに来いと連絡があり、病院へ行って20元を支払った。一人の医者が血だらけの肉をビニ−ル袋に入れて渡しながら「お肉をたべるのと同じ」と言い「もし食べなかったら私の病院に持ってきてね。大勢の人が胎盤を買う順番を待っているから」と念を押した。
 事情通によればこの病院では、胎盤を売ることは公然の秘密だという。胎盤を買いたい客が多いので、必ず予約が必要になる。有力者の紹介があれば胎盤を早く買えるし、診断書も付けてもらえる。
 テレビのBS放送では、中国南部では胎盤を食べると美容・豊胸・精力増強に効果があると言われており、ある病院では胎盤を急速冷凍して客に売っているとのこと。価格は5百台湾ドルで、早期予約や6つ以上の大量注文は半額サービスだと言われている。
 四川や広東の街角では、かつて女性が看板を掲げて道行く人に「新鮮な胎盤売ります」と宣伝していた。3年間に2百万台湾ドルを稼いだという女性もいた。
 中国の病院では、胎盤の処理方法として「集中回収して製薬部門に回す」とされているが、その胎盤が随意に売却できるものかどうかは不明だとのこと。四川や広東の新鮮胎盤に病院の診断書が付いているかどうかも不明である。
 中国では出産の時に、病院へ行かずに家で産むことが多い。もちろん出産費用もないから病院に行けるはずもなく、感染症の有無も不明である。そんな胎盤を食べて大丈夫なものなのだろうか。台北の報道では、台湾の医師は「胎盤を食べるとエイズ・肝炎・その他の病気に感染する危険性がある」と警告している。
 香港の東方日報の報道によれば、産婦の胎盤を食べて栄養補給するという異常な行動に対して香港の関嘉美医師は「これは人食いである」と嫌悪感を露にし「食品に含まれる食用肉類の中には、タンパク質・カルシウム・鉄分などの栄養が十分ある。だが胎盤を食べるという行為の中では、もし産婦がエイズや肝炎などの感染症に罹患していたら、いくら高温で煮炊きしても危険性は高い」と警告している。


◆高級ホテルの高級酒も偽物ばかり
 広州では最近、偽物の酒による中毒事件で9人が死亡するというニュースが衝撃を与えている。
 中国国家工商行政管理総局が一部の都市の高級ホテルで、高級ブランドの酒に対する調査を実施した。すると50%以上が偽物であることが判明した。これらのホテルでは、商品の仕入れルートがチェックされず、自営業のセールスマンから偽物の高級ブランド酒を直接仕入れている。問題が発生しても、責任者を探すのは困難である。


◆四川の醸造酢メーカーはDDTを混入
 2004年8月に報道された所では、四川の6社の醸造酢メーカーではDDTを混入していることが判明し、4人逮捕、1人服役中、1人裁判中、1人に逮捕状とのことである。中国青年報の6月報道でも、四川の醸造酢メーカーを抜き打ち検査した所6社がDDT混入とあり、これら山奥の個人企業のメーカー社長は「DDTを混入すれば姐虫が発生しないから」と理由を答えている。
 四川は中国四大酢の一つで4百年の歴史があり、海外へも多く輸出され太平洋万国博覧会で金貨を受賞したこともある。
 日本でも最近、中国の黒酢がガン予防になると宣伝されているが、DDT酢が海外のどこの国に輸出されていたかは報道では触れていない。
 中国では、偽鉱泉水・頭髪醤油・毒米・DDT酢・病気豚ハム・毒粉ミルク・工業用アルコール酒など有毒食品であふれている。日本にも多く輸入されており、注意しなければガンになる。


◆頭髪醤油に頭髪アミノ酸
 2004年10月の報道によって、この頭髪醤油が全国に転送されていることが判明した。頭髪醤油はガンの原因になると言われている。
 日本では「人間の頭髪で醤油を作る」など考えもできないが、現在の中国では毎日の食事に欠かせない醤油の一部が、人間の頭髪からつくられている。
 この種の醤油は発癌物質を含んでいるので、政府は何度も禁止令を出しているが、メーカーは利益第一主義で政府命令を無視、相変わらず頭髪醤油を製造販売している。
 記者が命懸けで河北・山東・安徽・重慶などの地域を1ケ月間探索し、ついに頭髪醤油の実態を掴み暴露した。
 頭髪醤油の黒幕の話は記者の度肝を披き、国民を震え上がらせた。
 ある瀋陽に住む人が、年初来ずっと団地に頭髪を買い集めに来る集団がいることに気づき、それらは毎日2〜3回、他の省のナンバーを付けたトラックで簡単な買い取りだけをしに来る。その人は新聞社に情報を伝えた。
 瀋陽の散髪屋の話では、頭髪は5百グラムが3元ほどで、上質の頭髪は少し高いが、何に使うかは不明だとのこと。記者が調査すると、これらの頭髪は1社の醸造メーカーに運び込まれていた。しかし、これほど大量の頭髪を何に使うか不明だった。
 記者がまた散髪屋を張り込んでいると、他地区から自転車で来た男が20軒ほどの散髪屋を回り始めた。そして買い集めた頭髪を持って、ある地区に帰った。ここは平屋が立ち並ぶ所で、男は自転車を押して庭に入った。庭には頭髪が積み上げられていた。
 記者は商人になりすまし、この店に入った。この店にいたのは小さな商人ばかりで、こうして買い集めた頭髪を他の会社に売り、最終的には山東や河北などの化学工場に運ばれると証言した。
 彼らが周辺で買い集める頭髪だけでも、毎週10トンにはなるだろうう中国13億人の内10億人が散髪するとして、全国から買い集める頭髪だけで日本は埋め尽くされるかもしれない。
 これら大量の頭髪は化学工場に運ばれ、アミノ酸液に加工されていたのだ。
 先の商人によれば化学工場の社長は康福海という河北新楽市の者で、自宅周辺は頭髪専業村だという。
 全国から運び込まれた頭髪は、頭髪専業村に集められて少し加工され、河北・山東・重慶などに発送されていた。
 この買い集められた頭髪から作られたアミノ酸液は「中国毛髪水」と呼ばれ、これは工業用以外では食用醤油や調味料などの偽物を作るのに使われている。
 政府基準のアミノ酸含有量に達しているため、癌の原因となる頭髪醤油や頭髪アミノ酸は販売されている。このアミノ酸は頭髪を化学処理し合成して抽出するが、廃液の中にはヒ素や鉛など有害物質が一杯で、それらが醤油に入れられているのである。
 これを食用すると、テンカンを引き起こすようになりガンを誘発するのだ。
 この康福海は遼寧・吉林・黒竜江の東北3省の頭髪を一手に仕切っており、毎月百トンを工場へ発送しているという。
 記者が新楽市の頭髪村へ駅前からタクシーに40分ほど揺られて到着すると、そこには30軒ほどの卸問屋があった。それぞれの庭に頭髪が小山のように積まれ、一軒をのぞくと労働者が長い髪を選んでカツラの原料にしていた。残った頭髪を機械に入れると、ゴミを取り除いて出てきた。長い髪は高額だが、短い髪は安価だという。
 一般的には14トンの頭髪から1トンのアミノ酸が作られると言われ、上質のアミノ酸は海外へ輸出され、1トン当たり10万元になると言われる。
 中国産の食品を多く輸入している日本では、この頭髪醤油や頭髪アミノ酸を輸入したことはないだろうか。心配である。