靖国メモリアル塔計画
英霊を食い物にする輩


 兵庫タイムス平成12年10月11日号に以下の記事が掲載された。この問題は我々も追跡確認作業をしていた最中なだけに思わず目を引く記事であった。

 ただしこの問題に関してはこの記事に載っている以外にも
●創価学会による反靖国闘争の一環であり、創価学会より野中に対して出た指示に野中が自分の利権に繋が
 るように計画したものである
●中川会長を中心とする遺族会執行部は金の為になんら抵抗する事もなくこの計画に賛成した
等の噂もでており、かなりきな臭いものを感じる。

 従来、この手の記事は記者クラブに席を持つマスコミは取り上げなかったものであるが、今回のこの問題は、早ければ11月、遅くとも来年7月までに病気を理由として辞職しようとしていると関係筋で囁かれている野中広務に、「やり逃げ」は許すまじと考える勢力が本気で動き出したのかもしれない。

 最近、東京地裁にペテン師の仲間として告訴され現在第17民事部において審理がなされている自民党総裁森喜朗であるが、たまたま告訴された現在、総裁であるだけで、本当に裁かれるべきは腐りきった自民党の体質そのものであり、この体質を作りその上に胡座をかいている自民党首脳部なのである。

 今回の「靖国メモリアル塔計画」もこのような自民党の腐りきった体質があったればこその問題であり、特に野中広務は党利党略の為だけの政治に没頭している。北朝鮮問題・外国人参政権問題等はその典型であろう。

 今を生きる我々は次代に対する責任がある。果たしてペテン師の仲間として告訴されるような総裁をいただく政党に未来を任せていいものであろうか、自浄能力を失った政党が跋扈しいる今を次代に引き継がせていいものであろうか、真剣に考えねばならない"今"である。
 
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承前・田舎記者の手帳

靖国神社がたいへんだ 
またも野中広務の恫喝

泉一平

東京九段にある靖国神社は古くは東京招魂社と呼ばれ、明治維新にたおれた多くの人々を慰霊したメモリアルセンター(国際的に言うと)である。 

 大車亜戦争(一般的に太平洋戦争という言い方は、極東軍事裁判でアメリカから裁判所に「パシフィックウォー」、つまり太平洋戦争という呼び名にしろと圧力があったことで使っている。社会党がこの呼び名に固執したのは、戦後アメリカが片山内聞を作り労組利権を全て社会党に与えたために起こつた現象である)において散華した兵隊が、九段の桜に生れかわって靖国神社で会おうと合言葉し、合計三百万以上の魂が「家族を郷土を、そして国民と国土を守るために戦って死んだ英霊」として、多くの人々の尊敬を集めて「神」として祭られているため、靖国神社を戦中に作った戦意高揚施設だと勘違いしている人もいる。 

 さて、その靖国神社へ閣僚が参拝すると中国から猛烈なクレームが入り、それに恐れをなして首相などは一切近づかないが、今回、野中広務が「首相を参拝させるため」と称してマスコミに、オフレコ話を盛んにばらまいている。
 臼く、「靖国神社からA級戦犯を分詞して戦犯神社を作る」、「宗教法人から東京都の財団法人にする」というものであるが、多くの若手マスコミ記者はだませても「中年記者」はだませない。 

 この野中オフレコ発言はフロックであり、本題にマスコミの目が向けられないための引っかけなのだ。 

 つい最近、靖国神社に対して強い影響力を持つ「日本遺族会」に対し野中が、遺族年金の縮小を楯にしてある計画の賛成・協力を持ちかけている。日本遺族会の中川会長は合意したとも伝えられ、この計画は前に進み始めている。

 その計画というのは、北の丸および千鳥ケ淵の辺りに「靖国メモリアル塔」を建設し、閣僚や海外からの賓客はそこに花輪を捧げることにし、英霊の魂は靖国神社からこちらに移す、日常は自衛隊の儀杖兵に警護させる、運営は政府直轄の財団法人、というものだ。

 これによって、外務省と防衛庁にまたがる権限の財団法人を作り、自身は初代理事長になる予定とか。

 靖国神社や英霊を崇敬する団体では、この話の実態を調査中であるが、国の為に戦って死んでいった英霊をも踏み台にして利権を独占しようとする野中広務の姿勢は、このままでは許されないだろう。  


北朝鮮支援米 ある議員のつぶやき
金正日も苦笑いしそうな噂

 数年前から、ガット・ウルグアイラウンドにおいて「国際援助米」(通称、AM米)が決められていたそうだが、今回、北朝鮮の食料援助を「米19万5千トン」と国連食料計画が決定した時、誰もが「AM米を分担して送るのだ」と思っていた。 AM米は通常、各国がタイ米を購入して準備する。今回も、そうであるはずだった。

 自民党農林族(通称、米議員)は谷洋一農林水産大臣を先頭に、内閣官房へ乗り込んできた。
「以前、自民党訪朝団が北朝鮮に50万トンの米を送ると約束してたじゃないか、今回それを実行せよ。さもなくば、東北などから百姓1万人が国会を座り込みで包囲しにくるぞ」
彼ら米議員は、国内にだぶついた備蓄米の上に、今年は全国的に米の大豊作が見込まれているので、米の流通価格は大きく下落することが確実なので、この際、備蓄米を北朝鮮に50万トン吐き出せば、多少は米流通価格は安定するだろうという発想だ。

 外務省が北朝鮮に「日本米50万トンを送ろうと思っているが」と打診したところ、「いらない」と拒絶された。そこを食い下がり、「北朝鮮で不要なら、アフリカ諸国に販売したらどうですか」とお願いしたという。「百姓が国を壊す」と怒っていた国会議員も多数いたが、このような内実を暴露する訳にはいかないので、苦い唾を飲んだという。「野中が一人で決めた、森が約束した、河野が裏切った」などというレベルの話ではないが、一般マスコミは大衆が喜ぶようにしか報道しない。本当は、既に補助金漬けで自立できず、国際競争力もなく、減反達成奨励金ほしさに毎年田圃を売り払っている「米農家」と、それらの利益代表である「米議員」が暗躍した結果なのだ。

 天照大神が稲穂を与えた、麗しき瑞穂の国である日本を、現実に破壊している勢力は戦後のGHQ農業政策にどっぶり首までつかっている怠け者たちであることを忘れてはならない。


日本再生なんて出来るのか
公金横領でハク付けする森政権の面々

 平成12年には、一般マスコミで報道されないことで腹立たしいことが多く、逆に慣れっこになってしまった自分が怖かった。  
 さて、それら報道されないことで、どうしても許せないことが二つある。
 まず外務大臣の河野洋平であるが、彼は中華人民共和国の首都・北京を訪問するに当たり、どうしても自分自身のハク付け、値打ち付けをしたい河野は、何と直接に江択民主席と会談させてくれるなら「172億円」を円借款としてプレゼントすると約束。しかし外務省の職員に確認しても、河野外相が江沢民主席と会談せねばならない必要性は皆無だという。河野外相も、今までに一度でも「額に汗して働いた経験」があれば、貴重な税金を自分のハク付けのためだけに横領しようとは思わないだろうし、ほんの少しでも羞恥心があれば、恥ずかしくて外務大臣を辞職してしまうだろう。

 もう一つ、どうしても許せないというより、日本人として恥ずかしさと情けなさで泣き出してしまいそうな話がある。

 森喜郎総理大臣のことである。買春防止法で逮捕されていようが、ヤクザや右翼と洒を飲もうが、そんなことは「政治手腕」や「政治能力」とは何の関係もないことだが、森首相が河野外相と同じように「公金横領」しているということになれば話は別だ。

 森首相は9月に国連総会でバカバカしい演説をして、タイムキーバーから「早く話を止めろ」と罵られる失態を演じたが、実は、この国連総会での日本代表演説そのものがインチキなのだ。国連総会では最初の3日間、事務総長に始まって常任理事国代表が順番に演説することに決まっている。その3日間は会場は満杯になり、世界中のマスコミも中継するが、その3日間が終われば、誰もいなくなる。非常任理事国は4日日から演説をスタートさせるので、各国代表もマスコミも何もない会場で順番にポツンと演説する。

 森首相は「どうしても最初の3日間に演説したい」とダダをこね、それは命令となって佐藤国連大使にのしかかった。佐藤大使は国連事務総局と折衝したが相手にもされない、当然だ、国連の規約にあるからだ。日本政府は佐藤大使に「もし森首相のわがままを聞いてくれたら、国連難民救済資金として100億円をプレゼントする」という条件を切り札に与え、佐藤大使は国連事務総局にこの約束の下に、森首相の3分間演説権利を買い取った。ただし国連側では、「常任理事国の演説の休憩時間に限って」と条件を付けた。つまり、日本国首相森喜郎は「便所タイム」に100億円払って演説したのだ。こんな情けない奴らが日本再生だって?

日本を良くする為には自民党を良くする事が一番である。しかし・・・・・・・・・・本当にそうだろうか?